こんにちは。いたみけいこ(@keiko_itami)です。
私には子供が二人おります。
下の子に牛乳アレルギーがありました。
小学校に上がってしばらくして解除されました。
その様子をお話しします。
7ヶ月の時の血液検査の結果
![血液検査のイメージ図](https://www.keikoitami.com/wp-content/uploads/2022/02/allergie_2_1.jpeg)
- 米 クラス3
- 小麦 クラス6
- 大豆 クラス6
- 卵白 クラス6
- 卵黄 クラス3
- 牛乳 クラス6
でした。
![いたみ](https://www.keikoitami.com/wp-content/uploads/2022/01/shirome_kaoicon.jpg)
数値は目安にしかならないとはいえ、
・・・すごいでしょ?
結果的に小学1年生の2学期あたりから
すべて摂取できるようにはなりました。
だからといって全ての人がそうなるとは言えません。
1、2割の方は食べられるようにはならないそうです。
うちの場合はこんな数値でもとりあえず大体食事は普通に食べられるようになりました。
日々の生活に疲れることもありますが、
あまり悲観しないで欲しいなと思い、この記事を書いています。
過去の負荷検診
2、3歳前後の様子です。
負荷試験3回目まではこんな感じでした。
ここで3mlくらい摂取できるようになりました。
この負荷試験後、自宅でもできるだけ毎日、3mlずつ牛乳を与えていきました。
![いたみ](https://www.keikoitami.com/wp-content/uploads/2022/01/naki_kaoicon.jpg)
まるで小動物!
5歳前後の様子です。
自宅で少しずつ摂取し、慣れさせ、
4年かけて60ml飲めるようになりました。
60mlも飲めたら、調味料などで発作は起きにくいと思いますので、
とりあえずの目標はクリアかなと(勝手に)思っていた時期です。
一見入っていなそうなものにも乳成分が含まれていることがあり、
そういったものは誤飲、誤食の危険が高いですよね。
60ml摂取できるようになったあと
60ml摂取できるようになったのが年長の10月でした。
その後、自宅で60mlの摂取を続けていきました。
少しずつ外来受診を続けながら、摂取量を増やしていきました。
翌年の3月に病院で負荷試験を受け、100ml飲めるようになりました。
ここまできたら負荷試験は卒業です。
しばらく発作も出ていない、安定した状態だったこともあり、
自宅で摂取量を少しずつ増やしていくことになりました。
主なアレルギー症状と子供の様子
2歳半までが辛かった
![喘息発作の様子](https://www.keikoitami.com/wp-content/uploads/2022/02/allergie_2_2.jpeg)
元々は乳成分を摂取すると、喘鳴があったり発作が起きていました。
また、摂取しなくても風邪を悪化させてこういった症状が起きることが多かったです。
特に1歳代は、姉からほとんどの風邪をもらっていた感じでした。
姉が幼稚園に通いだしだんですね。
ひどい時期はひと月に一回は熱を出していました。
まず熱を出す。熱が下がってくると今度はゼーゼーが始まります。
食事が食べられず体もなかなか大きくならないから風邪をひきやすくなるという悪循環・・・。
入院も3回しました・・・。夜間救急にも何度もお世話になり・・・。
ネブライザーで吸入も行っていましたよ。
かと思えば治ったと思ったら暴れて今度は怪我で病院。一度救急車にもお世話になりました。
発作は大体夜間や朝方に起こります。
そのためなかなか眠れず本当に辛い時期でした・・・。
でも一番辛いのは子供ですよね・・・。
2歳半を過ぎてからは皮膚症状が中心になった
しかし2歳半の入院を最後に、ピタッと発作は出なくなりました。
もらえる風邪を全てもらったのでしょうかね。
入園前に改善して本当によかったです。
それからは牛乳を飲むと、皮膚症状としてアレルギー症状が現れるくらいになりました。
不思議なのですが、熱が出たり発作があると皮膚症状は出なかったんですよね。
掻く元気もなくなるのでしょうか。
皮膚症状が出る場所は、
飲んだ直後は目の周りに出ることが多く、
夜少し時間が経った頃に全身に出ることが多かったです。
カサカサして痒くなる感じですが、薬をしっかり塗れば大丈夫です。
じゅくじゅくまではいきませんでした。
牛乳100ml〜200mlを摂取可能になるまで
負荷試験により100ml飲めるようになった頃。
たまに目が痒くなったり、蕁麻疹のような症状が出ることがありました。
次の日までは残りませんでしたので、続けました。
発作は怖いので、風邪をひいている時は摂取をお休みしました。
1学期の給食は乳除去食にしていただいた
この時期に小学校に入学をしました。
1学期の給食は乳除去食にしていただきました。
アレルギー対応してくれる学校で本当によかったです。
学校給食の除去食を解除してから現在
![給食の様子](https://www.keikoitami.com/wp-content/uploads/2022/02/allergie_2_3.jpeg)
夏休みに入り、自宅での摂取も続け、
目標の200mlが飲めるようになりました。
60mlからは早かったかなと思います。
それまでは発作がよく出ていたので、摂取を控える時間も長かったというのも関係しているのかもしれません。
200ml飲めるようになったので、主治医の許可が出て、普通給食を解禁しました。
2学期から解除された給食を食べ始めました。
解除した9月は週に何回か目の上を腫らして帰ってきました。
そのためおやつは乳不使用のものにしたり、家では乳製品を取ることを控えていました。
しかし段々と慣れたのか、2か月くらいしたらそういったことも無くなりました。
1月現在は少し気をつけるけれど、ほとんどのものは食べられます。
例えば、ケーキやバニラアイス、ヨーグルトなども普通に食べます。
カルボナーラはちょっと控えてもらいます。
チーズは乳成分が濃いので、気をつける食材です。
でもそれでも少しは食べて、今まで食べてこなかった色々なものを食べるようにはしています。
食物アレルギーは一般的には小学校に入学するまでには8〜9割の人が改善
一般的に食物アレルギーは小学校に入学するまでに
8〜9割の人が改善すると言われています。
反応しない量を食べ続けることで摂取できる量を増やしていく方法が
息子には合っていたようです。
実際、うちの子供も1年生になったら
丈夫になりましたし食べられるようになりました。
しかし1〜2割は食べられないままなのです。
うちの子も今後どうなって行くのかは分かりません。
(高齢になってからまたアレルギー症状が出る人もいます。)
今悩んでいる方もいると思うのですが、
まずは発作や呼吸器症状、アナフィラキシーなど命の危険をできるだけ減らせることを目標に。
食物経口免疫療法を行っていない病院におかかりのようでしたら、
希望があればやっている病院への紹介状を書いていただくのも手かなと思います。
入院施設のある病院が望ましいです。
うちも少し遠くの病院に通っておりました。
このブログを読んで自己判断で摂取することだけは危ないのでやめてください。
息子もはじめは主治医の前で摂取するところから始まりました。
生まれ持った体質なので、主治医の指示に従ってマイペースにじっくり向き合っていきましょう。
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