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色彩検定とは 検定3級、2級、1級、UC級の内容とメリットなど。

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色彩検定
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こんにちは。
いたみけいこ(‎@keiko_itami)です。


マイペースに色彩の勉強を始めて9年。
2021年にやっとAFT認定講師になりました。

色彩の魅力について少しずつでもお伝えできたらなと思います。

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色彩検定とは

1990年から累計150万人以上が受検した、文部科学省後援の公的資格です。

内容は「色の知識」について全般です。
主なものをざっくり紹介します。

  • 色の基礎
  • 配色技法
  • 専門分野における利用

一つずつ見ていきましょう。

色の基礎

  • 色が見える仕組み
  • 色彩心理
  • 色をわかりやすく表すために存在する、数々の表色系(ひょうしょくけい)
  • JIS物体色の色名と規定している慣用色名について

などなど、色についての知識です。

色彩心理

  • 色を見て感じる「色の心理効果」
  • 色を組み合わせることで起こる「色の視覚効果」(錯視)
  • 上記のような主観的な反応はどうやって測定したのか?という分野、「心理評価法」

配色技法

  • 様々な色の組み合わせ方法
  • 配色のルールとその効果

専門分野における利用

色彩のビジネス利用

  • T P Oに合わせた効果的な色の使い方
  • ビジネスにおいての色の関わり方、色のプランニング
  • カラーマーケティングやカラーリサーチの手法〜利用場面
  • ビジュアルデザイン、ファッション、景観色彩、インテリアなど各方面の専門分野との色彩の関わり

色彩検定を受けるメリットは?

  • 色を理論的に理解できるため、多くの人にわかりやすい説明ができるようになる
  • 色決定を理論的にできるようになる
  • 効果的な配色ができるようになる

こんな方におすすめ!

  • 色が好きな方
  • 色を扱う仕事をしている方
  • イラストなど絵を描く方
  • 見やすい資料を作りたい方

各級の内容と試験レベル

3級 初めて色を学ぶ方向け

  • 「色とは何か?」
  • 「色の分類」

から始まり、

PCCSという表色系が登場します。

3級をみっちり学習していただければ、
色の表示方法がわかり、

色を伝える技術が格段とレベルアップします。

試験はマークシートなので難易度は低いです。

学習内容は「眼のしくみ」あたりはとっつきにくいかもしれませんが、
これも後に「混色のしくみ」につながっていく大事な項目です。

全体的には色に興味がある人なら楽しい内容です。

是非どなたにでも挑戦していただきたい級です。

2級 実務に応用したい方向け

3級の内容を少し掘り下げた内容になってきます。

例えば、
3級では「色とは何か」ということを学習しますが、
2級になるとその色の波長成分のお話が出てきます。

「眼のしくみ」をもっと掘り下げて、
視細胞の働きを学習します。

色とは切っても切り離せない光源である「照明」

表色系では塗装色の表示によく使われるマンセル表色系も登場します。


配色技法も数多く学べます。
たくさん出てくるのですが、そのほとんどは

  • 色相から作る配色
  • トーンから作る配色
  • 色相環を分割して作る配色

のどれかに当てはまります。
ルールをしっかり整理して学習していきましょう。

イメージ別配色法も学べます。

こちらのテクニックを使えば、イメージからの配色もできるようになります。

2級もマークシートですので、難易度はそれほど高くありません。

デザインやイラストを描く方に特におすすめの級です!

1級 プロフェッショナル向け

1級の内容は難しいものも多いですが、1次試験までは他の級とやる事は変わりません。

一部記述式ですが、マークシート方式なので、淡々とテキストを読んでいきましょう。

表色系はたくさん出てきます。
X Y Z表色系、均等色空間とL*a*b*色空間、オストワルト表色系、N C S・・・。

1級の勉強を始める前に、3級と2級の「PCCS」と「マンセル」を完璧にしておくと楽になります。
同じ「色」を表すのに様々な形があるのが面白いです。

今までの内容が全て結ばれてくるのが1級の内容です。


試験で大変なのは二次試験です。

実際に配色問題が出題されます。


繰り返し

  • P C C Sカラーカードに触れ
  • 配色演習をすることで


実務として色相環やトーン概念図を使いこなせるようになるはずです!

是非とも挑戦をして、色彩を極めましょう!!

UC級

2018年冬季より新設された、色のユニバーサルデザインに関する分野です。
誰もが見やすい色使いについて学習することができます。

生まれつき特定の色が判別しにくい人は、

  • 男性は20人に1人
  • 女性は500人に1人

と言われています。

また、加齢によっても色の見え方に違いが出てきます。

色覚の多様性に配慮した色使いについて学ぶことができます。

難易度は低めで、大いに役に立つ分野ですので、
是非受検してみてほしい級です。


合格すると「UCアドバイザー」という資格が得られ、

申請することにより名刺などに使用できる

「UCアドバイザー資格マーク」を取得できます。

色彩検定の試験の日程は?

毎年、夏季と冬季の2回開催されます。
ただし、1級は冬季の1回だけです。

2022年度 色彩検定 試験日程

夏季:6月26日(日)【2・3・U C級】
申込:4月1日(金)〜5月23日(月)


冬季:11月13日(日)【全級】
申込:8月8日(月)〜10月11日(火)
1級2次試験:12月18日(日)

1級2次試験は受検できる地区が限られているので注意

1級2次試験の受検地は

  • 札幌市
  • 仙台市
  • 東京23区
  • 名古屋市
  • 大阪市
  • 福岡市

の6エリアになります。

どんな問題が出るの?

公式サイトに出題例が掲載されていますので、ご覧ください。

検定試験出題例3級
検定試験出題例2級
検定試験出題例1級1次
検定試験出題例1級2次
検定試験出題例 UC級

色彩は入り口は広く、奥が深い!

色彩の勉強をする度に思うことですが、
入口は広く、奥が深いのです。

1級2次試験以外は基本的にはマークシートなため、試験としての難易度は低め。

しかし色は、様々な分野とつながっているため、終わりがありません。
色彩の勉強をすると人生が楽しくなりますよ!

是非お勧めします!

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