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色彩検定1級2次 過去問から見る問題の傾向と対策

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色彩検定1級2次過去問から見る問題の傾向と対策 色彩検定
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こんにちは。いたみけいこ(‎@keiko_itami)です。
色彩検定1級2次の過去問はもう解いてみましたか?
私の手元に2015年〜2018年の過去問があるので、近年の傾向をご紹介したいと思います。まだ過去問を解いていなくて、試験のつもりで解いてみたいのであれば、この記事は過去問を解いたあとにご覧ください。問題が例として少し記載されているからです。



試験まであと2週間なので、一読していただき、苦手な部分があれば重点的に復習していただくと、色彩検定最難関の1級合格まで近づけるかと思います。
傾向は突然変わることもありますので、参考程度にご覧ください。


2015年からの問題を見ると、(1)から(4)まで、大きな4つの問題から構成されています。それぞれ紹介していきます。

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問題(1)の傾向

毎年色票を使った測色の問題が出題されます。

問題(1)の対策

基本的には普段からわずかな色の違いについて判断できるようにしておくことが大事です。

注意することとしては、問題に出された色の配置方法が毎年同じとは限りませんので、問題文や正しい貼り方をよくみましょう。


マンセル値の記入の仕方を確認しておきましょう。

問題(2)の傾向

配色問題になります。

年によっては+αで用語を等問題が出た年もあります。


2015年の問題で、ヒッピー文化で多用されたカラーの名称と配色例が出題されました。
同じく2015年に、1960年代のカラーキャンペーンが盛んに行われたときの流行色の名称と配色例が出題されました。

2016年以降は出題されていないのですが、こういったところからも出題されるので、テキストは全体をざっと見ておいた方が良いですね。
 

配色問題のほうは、2〜3パターン出題されています。
問われるのは、【慣用色名】【そのPCCS値】と、【出された条件を満たした配色】です。こちらはカラーカードを切り貼りする問題になります。

問題(2)の対策

この問題で一番気をつけるのははじめに問われる【慣用色名(※2015年度だけ下記の色)】です。慣用色名を間違えるとそのPCCS値や配色も全て落とす可能性が高いです。

2015年だけ慣用色名からの出題ではなかったので今年はどうなるかわかりませんが、以下を見てわからない色名とPCCS値があったのならば、公式テキストと当サイトの慣用色名PCCS値のページを復習されることをおすすめします。全て実際に出題されているものを抜粋しました。
 

2015年

  • 1990年代後半にバック・トゥ・ザ・カラーで流行したアシッドカラー
  • 1950年代のシネモード(シネカラー)の一つとして流行した映画「初恋」のヒロインのテーマカラー

2016年

  • 「春に芽吹く若葉のような」色
  • 「輝かしい」の意味を持つ色
  • 「インド・マレー半島などを原産地とするマメ科植物を原料とした染料で染めた色」

2017年

  • 「ラスピラズリ」をテーマにした。このテーマに最も相応しい慣用色名
  • 「孔雀石」をテーマにした。このテーマに最も相応しい慣用色名

2018年

  • 「キンセンカの花のような色」
  • 「日本語ではヒナゲシのことになる花の名前」
  • 「清少納言の一節にめでたきものとして登場する花の名前」


わかりましたか?色名がわからないようであれば公式テキストを、PCCS値がわからなければまとめてありますのでご参考にされてください。


配色の作り方については
【色相を手がかりにして配色を考える】方法と、
【トーンを手がかりにして配色を考える】方法について、

そして【配色技法】を理解しておきましょう。

以下にまとめてあるのでご参考にされてください。

配色技法については下記になります。

問題(3)の傾向

配色問題です。配色イメージから配色を考えていく問題が出題されています。
2015年から見てみると、配色イメージがこんな風に出題されています。

・2015年はインテリアスタイルの分類から出題。

【画像】のスタイルの名称。

ここでいう【画像】は2級テキストに使われている画像がそのままつかわれていました。こういった細かい一分野から出題される可能性もあるので、やはりテキストはざっくりでも全体を通してチェックすることをおすすめします。
時間があったら公式テキストを眺める。癖づけてください。


2016年から2018年は配色イメージから組み立てる方向で出題されてきました。

2016年

「女性的な」「気品のある」「洗練された」「優雅な」イメージ
「新鮮な」「さわやかな」「若々しい」イメージ
「派手な」「強い」「はっきりした」イメージ

2017年

「重厚な」「円熟した」「伝統的な」イメージ
「明るい」「親しみやすい」「活発な」イメージ
「穏やかな」「温もりのある」「素朴な」イメージ

2018年

「穏やかな」「素朴な」「温もりのある」イメージ
「洗練された」「優雅な」「気品のある」イメージ
「可憐な」「愛らしい」イメージ

問題(3)の対策

上記の配色イメージと、配色傾向の範囲を覚えていれば解ける問題です。
配色イメージについてまとめてあるのでご参考にされてください。

[https://www.keikoitami.com/job/aft/aft-15/]

配色イメージがわからなかったら、覚えておきましょう。
あとは当然、(2)同様に色相とトーン、配色技法の知識も必要になってきます。こちらを確認した上で、配色演習を繰り返しましょう。

問題(4)の傾向

2015年から建築外観の色彩計画について出題されています。以下の用語について理解しておきましょう。

  • 遠景
  • ビスタ
  • 近景
  • 近接景
  • 視点場
  • 対象場
  • 景観形成
  • 主対象
  • ベースカラー
  • 副調色
  • アクセントカラー
  • 背景色
  • ドミナントカラー
  • 変遷景観
  • パノラマ
  • シークエンス
  • 固定
  • 変遷
  • 副対象

問題(4)の対策

色彩検定1級のテキストの「環境」の項目をよく読んでおきましょう。

まとめ

試験まであと少し!
後悔しないように、でも体調をくずさないように頑張ってください!!!
 

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